平成23年3月11日に起きた東日本大震災で被災された皆様、そして現在でもなお避難生活をされている皆様に心からお見舞い申し上げます。
今回の震災では、地震・津波・原発という3つの大きな問題を抱えており、本研究科では日本国民が一致団結して、自分たち一人一人がそれぞれの立場において、当事者意識を持って臨むべき問題であると考えています。
今回の震災で、津波被害にあった方、避難所で生活をしている方、自宅で生活されている方、また原発の関係で避難されている方々とでは生活の支障の程度に大きな違いがあり、それぞれに対応したきめ細かな支援が必要とされています。医薬に関することでは、毎日使用していた薬を失ってしまったという方もいらっしゃったかと思います。薬の種類、用法用量などの変更が必要となる場合もあり、医薬品の適正な使用法等、薬についても大きな社会的問題となりました。災害時に薬学関係者としてどう対応していくべきか考えていく必要があります。
また、研究支援という観点において震災時における研究支援情報を共有できるよう働きかけ、大震災の被害の多かった被災地の大学における研究を活発化するため、本研究科教員が震災後の研究支援の観点から、サポートを行っております。今後とも、本研究科は本学所属の学生のみならず、他大学の教員・学生への、教育支援を続けていきます。
被災地に実家がある等の学生をサポートできるよう、学生の生活及び授業料等の困難な学生がいるかどうかなど、被災した学生や家族の状況の把握に出来る限り努めています。
使用電力削減のため、廊下や研究室等の蛍光灯を半分にする等を実施し、掲示等で節電に努めています。夏場の電力不足に対応するため、今年度夏学期の学部及び大学院の授業日程を調整し、6月末までに終了しています。
授業日程 : 学部 / 大学院
電力量を抑えるため、少人数で電力を使うことのないよう、教職員がある程度まとまってできるように行動するようにしています。薬学系研究科は研究レベルを落とすことなく、節電に協力する所存です(薬学系研究科曜日シフトスケジュール参照)。
ボランティア活動を希望する学生がいる場合は、情報共有などで支援していきます。学生たちを中心にできることがあれば積極的にサポートしていく予定です。
参照:http://www.u-tokyo.ac.jp/public/recovery/index_j.html
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